ポンコツ夫のポンコツな嫁

人間としてポンコツな嫁(とその夫)がなんとか生きていくさまを綴ったブログ

新卒だけど会社が辛くて辞めようか悩んでる人に伝えたいこと

こんにちはー新卒入社した会社を3ヶ月で辞めたよねぽん(@yonekurakei)です。

これを読んでる人はもしかしたら新卒で入った会社を辞めようかどうか悩んでる人だと思います。

 

早々に就職活動を初めて、内定しても研修があって、ようやく入社した会社ですよね

だからこそすごく期待していた部分もある。

でも入社前と後で「こんなつもりじゃなかったのに」ということはよくあることで、

例えば自分は研究者になりたくて、大学院まで行って研究してきたのに配属されたのは総務部だった、とかですね。

仕事は辛いと思ったら辞めることを考えよう

意図しない部署に配属されたことをどう捉えるかは人それぞれ。

その部署でも頑張ってみようかと思える人もいるだろうし、俺は研究をしたくて来たんだという人もいると思う。

例えば自分のやりたいことに対し会社から与えられた任務が違う場合、

  • 単に自分の一方的な不満で辞めることを考えているのか
  • 根本的に向いてない業務(周りの同期が朝飯前にやってしまうことがどうしてもできない、など)だと感じていて辛く思うのか

で、ずいぶん違います

 

つまり、辛いと思うかどうかを辞める指標の一つにしてよいと考えています。

会社に一方的な不満があって辞めたい場合

配属された部署が専攻と違うので不満、それで辞めたい。でも辛いというわけではない、と思っているような場合はもう少し待ってみてほしいですね。

今の部署の仕事が案外向いていることもあるからです。

少なくとも辛いと思っているわけではないし、何なら周りの同期よりより簡単に出来てしまう。最初こそ覚えることはたくさんでもすぐに鼻歌交じりでできてしまうなら、あなたが自分でも気がついてない適性が開花しかかっている可能性があるということです。

または、会社がその適性を先に見抜いていたかもしれません。

 

その場合は新卒で辞めてしまうよりかは、まずその部署で実績を積んだあとで会社に部署替えを直訴しましょう

実績も社会経験もない新卒ルーキーが会社に直談判していきなり意見を通してもらえるわけはありません。それに会社だって、あなたに今すぐ活躍してもらおうなんて思ってないです。新卒採用はあくまで先行投資。数年後のあなたに期待をして採用しているはずです。

その部署でまずは、「あなたという人間」をより深く知ってもらえるような仕事のしかたを心がけてください。要するに「誠実」に仕事に取り組む姿勢や、何かトラブルがあったときの対処の様子や、周りとどう上手くやっているかとか、そういった「人となり」を見てもらいます。自分という人間はこうだと会社により深く知ってもらうのです。

やがて会社側はあなたのことをより知って、あなたの日頃の態度次第ではある程度の情を見せることだってあるはず。会社だって中身は人間なので、もしその人間がマトモな判断をできる人(具体的には上司や幹部クラスです)あなたという人間がこの数年どうやって仕事をしてきたかを見ていれば、「そうだな、頑張ってるし、応じてもいいかな」と思うはずです。逆に、あなたという人間に部署異動の希望を呑まないばかりに、辞められてもらってはこまると思わせればこっちのものですね。

そんな関係を築けたら、初めて自分の希望を伝えてみましょう。

 

 

「向き不向き」は間違いなく存在しています

会社が何回かの面接であなたのことすべて分かるわけがないので、適性のない部署に配属することだってあると思います

そして「向いてない仕事」にこだわることは、残念ながら世の中の役に立つことができない以上、あなたも含めだれも幸せになれません。

ただし、新卒でせっかく入った会社をすぐ辞めることは、たしかにその後の転職を考えると大きなハンディです。なぜそんなに早く辞めたのか納得できる理由がない人を採用しません。

なので向いているか向いてないかすらわからないのに、闇雲に辞めてはだめです。

少なくとも向き不向きが判明するまでは動かないほうがいいです。そのうえで、自分に向いている仕事を探しましょう。

わたしの場合は辞めた後学生時代のアルバイト先へ出戻りしたのであまり参考にならないかもしれませんが、少なくとも辞める理由が自分の中では納得の上でした。

 

新卒で入社した、名もなき焼き肉チェーン店を3ヶ月で退職

入社前にはわからないことはあって当然

ただでさえ偏差値の低い三流私立大学でずっと学費のためだけにバイトし、

ろくすっぽ勉強もしなかったけれど夏頃にとある焼き肉チェーン店を展開する企業から内定をいただきました。

飲食業やパチンコチェーン店など、サービス業に大卒の新入生が入社する場合、だいたい「幹部候補」「マネージャー候補」としてゆくゆくは店を統括するような立場に育てる目的の場合が多いです。

この小さな会社も一応そんな目的でわたしたちを採用していたようです。

 

わたしは飲食店のアルバイトを4年間やっていたこともあり、そのお店でもとても重宝がられていたので、「ほかの飲食店でもやっていくぞ」と腕試しくらいのつもりで、しかし自信満々で入社しました。

しかし、入ってからわかることってやはりあるのです。

つまり、「アルバイト」の立場と「正社員で幹部候補」の立場ではまったく違うのだということを入社してから知ったのです。今思えば当たり前だろって話ですが(笑)。

飲食店における新卒の幹部候補とは

飲食店の幹部候補はいずれは複数の店舗を管理するマネージャークラス以上になることを期待した採用となります。

まず1つのお店に配属され、とりあえずはそこの店を取り仕切る店長クラスのことができるようになることが目標です。

お店の売上を求められるのはもちろんのこと、アルバイトの採用・教育・シフト管理、仕入れるものの管理などなど。

お店の営業時間になれば忙しい時間帯にはホールで食べ物を運ぶ接客や、キッチンでの料理づくり、レジ打ちなど人手が足りていないポジションを手伝いつつ、各ポジションが滞ることなくお店全体が忙しくともきちんと回るように各ポジションに的確な指示を出す司令塔の役割が主になります。

 

そんな重要な役割をマルチタスクが苦手なADHD傾向の私ができるでしょうか、ええ出来ませんね当然w

全体を俯瞰で見ながらバランスよく物事を進めたり、一度にいくつもの仕事の進捗を管理するのは致命的とも言えるくらい不得意ジャンルです。

最初のうちは正式配属となったお店の店長に結構辛辣な言葉を投げかけられたりして、うわー向いてないかも…と薄々感づいていました。

その仕事が自分に向いているかどうかだれかに相談するときに覚えておきたいこと

では自分の仕事は向いているのかどうか。

わからないけど、うまくいかないから悩んでいる。そういうときって誰かに相談しますよね。

元陸上選手の為末大さんが「諦める力」という本で述べているのですが

もし「辞めたいんですが」と相談した相手(同僚、先輩、上司、友人など)がいわゆる根性論で返してきたなら、こう聞き返すといいそうです。

「では、あなたは僕がやめずに続けたとして、どこまでいくと思いますか」

この問に対し具体的で根拠のある答えが返ってきたら考え直すのもありだが、「諦めるな」というだけならその人の言うことは聞き流せばいいとのこと。

向いてないことでわざわざ努力する必要はない

たまたま、その仕事が合わなかっただけ。

再びわたしの体験談ですが

ある時、研修のときに世話になった別の店舗の店長に言われたのが

「○○さん、この仕事向いてないわ…」

という言葉でした。

わたしは「あーやっぱりな…」という寂しさもありましたが同時に「やっぱり向いてないんだ。辞めていいんだ」という安心感がありました。

安心感があった、ということは今振り返れば、たぶん相当無理してたんじゃないかなと思います。

 

また前述の為末大さんの「諦める力」に書いてあったことですが

成功する確率の低い若者に「きみはこの先に進んでも成功するのはムリだよ」と言ってあげる大人が必要だそうです。

向いていないことを早めに言ってもらえることでその後進む道を修正しやすいというわけです。

大学生のときの言われれば方向転換もしやすいが、30歳にもなって変えようと思ってもそんな頃には選択肢はかなり限られるだろうから、理にかなっているし結果的にそのほうが幸せになれますよね。

 

日本は未だに向き不向き関係なく根性でしがみつくことを美徳とする悪い癖がぬけません。。。だから偶然にもそういうアドバイスをきちんとしてくれる上司に出会えたことは、私にとってラッキーだったと思います。

 

そういう上司や年上がいない場合のほうが多いと思いますのでそんなときは、相談したときに前項の質問を投げかけてみるといいですね。

本質的に向き不向きを判断したいなら、さしたる努力もしてないのに出来てしまうことを探そう

 

辛い、というか。本当に苦手なことをムリにやってるというか。

怠けているわけではないのに、一生懸命やっているのに、成果がでない。

 

くれた言葉は短いものでしたが、

「このまま無理して続けんでもいいぞ。ここでたまたま向いてなかっただけだ。きみの長所は、他のところで出せるものかもしれないだろ」って言われてる気がしました。

そのジャンルで自分よりもともと秀でた人は、あなたがむちゃくちゃ努力してる間も、一切の努力なしにどんどん離れていくんですよ。その間もあなたは向いてない仕事をいつまでも続けていることでだれの役にも立ててない、誰も幸せになれない辛い状況が続きます。

だったら、こんどはあなたが「努力なしに鼻歌交じりで出来てしまうこと」「頑張ったつもりはないのに、人から褒められたこと」を探せば良いのです。

 

ちなみにその会社は1年後倒産しました。

辞める時に、とある年配のパートさんに「どこへ行ってもおんなじだと思いますけどねぇ。」と言われましたが、

「同じじゃなかったよ!!!クソバイス乙!!!!!」と今でも心の中で叫んでますw

倒産がなくともクソバイスには変わりありませんし全くと言っていいほど後悔してません。あの頃のわたしグッジョブです。

今や、どこの会社行ったって解雇や倒産リスクとは隣り合わせなんですからねー。

 

まとめ

 

ようするに努力の方向性うんぬんの前に、どの場所(分野)で勝負するか選ぶ段階でしくじってたら意味ないよって話です。

 

その場所はあなたが水を得た魚のようにスイスイ泳げる場所か?

目隠ししても自由に動き回れる場所か?

あなたという人物がありのままで居るだけで、人や世の中の役に立てる仕事か?

 

そんな場所なら、きっと幸せになれる仕事なのだと思います。