ポンコツ夫のポンコツな嫁

人間としてポンコツな嫁(とその夫)がなんとか生きていくさまを綴ったブログ

大学へ行って後悔しないために伝えたいこと

ポンコツ夫のポンコツな嫁@neutral_my_mind です。

 

 

 

 

 

 

こんな議論がされるなんて時代は変わりましたね。

子供が大学へ行くべきかどうかと聞かれたらどう答えるべきなんでしょう。

 

もちろん答えはありませんし、どの選択肢も正しいといえますが、少なくとも店主は激しく後悔しています。

 

  • 今、進学先で悩んでる高校生
  • お子さんに進学先で悩んでいると言われた親御さん
  • 進学先や就職先について、生徒にどうアドバイスすればいいか悩んでいる先生

 

私の経験をご紹介する中で少しでも悩みの解決に役立ててもらえればと思います。

 

 

 

 

 

 大学進学を後悔している理由

目的意識を持っていなかった

中学生まではとくに塾など行かずとも5教科500点満点で410~430点は取れており、高校も地域で上から3番めくらいの偏差値のところへ入学できました。

でも卒業するころには後ろから数えたほうが早いくらい成績は悪かったです。

 

勉強そのものが急に難しくなり、何となくでは得点できなくなって1年生で早々に捨てる教科があったほど。

 

それでも周りはほとんどどこかの大学へ進学するし、もちろんインターネットも主流ではなく情報を得られるわけでもなかったので、将来のためにどこでもいいから行けるところへ行かなくちゃ、という感覚でした。

 

結果、私立大学で経営学と英語を学ぶことにしましたが、その頃の私にこう詰め寄りたいです。

「経営学と英語を学んでお前は何になりたいんだ??」

 

高い学費に見合う内容を学ぶ姿勢がなかった

わたしは経営学と英語を学ぶ学部に入ったので、将来起業するとか、経営コンサルタントをしたいとかであればマシだったかもしれませんが少なくとも

目的意識ももたず何となくで学ぶ価値の対価として、私立の高い学費はとうてい見合うものではありませんでした。

 

 

過去の自分にこうも問いただしたいです。

 

「240万円以上の奨学金を借り、トータル学費500万以上を支払ってまで行く価値のある学びがそこにあるか?」

「その環境のなかで、自分でその価値を作り出す覚悟があるか?」

 

学費を払ったからといって知識が勝手についてくるわけではありません。

ゼミの教授の部屋に入り浸りになるくらい、学生の権利をフル活用して大学を使い倒すつもりでようやく学費に見合うかといったところじゃないでしょうか。

 

 

さらにわたしは奨学金を240万円ほど借りており、33歳のころようやく完済しました。

入学金や奨学金、つまり借金を背負ってでも学びたいものがそこにあるか、を考えてほしいのです。

 

経済的な事情と現実を考えていなかった

さらにその頃自営業を長年営んできた母が新しく出した店の経営に苦しみ、大学へ行くなら自分の金で行けと言われていました。

 

学費として月に10万ずつ貯金する必要があったので普通は諦めるところです。

 

しかしわたしは、すでに述べた目的意識を持たず行き、借金を背負うだけのなんの価値もない大学生活のために月10万をアルバイトで捻出していたのです。

 

 

時給900円のアルバイトで月10万を稼ぐために週6、平日は授業が終わってから一日4時間、週末は8時間以上。

 

もはやモラトリアムの意味すらないです。

貧乏人が無理して行く場所ではありませんでした。

 

 

 

 

子どもに大学は行くべきか?と聞かれたら

もし昔の自分に大学進学について相談されたらこう答えると思います。

 

「やりたいことが明確で、それを達成するためにどうしても大学で学ぶ必要があるなら行きなさい。」

大学でしか学べない専門的な分野はあります

 

 

何百万のお金と勉強する時間だけの価値がある、そのくらいかけても行きたいという確固たる意志があれば、そこでしか学べないことを学べると思います。

 

 

「やりたいことがはっきりしていなくて、何となく周りが行くからという理由なら、自分のお金で行きなさい。」

 はっきりした目的はないけどとりあえず大学出とけ、というのも見合わなくなりました。

 

一流大学卒業ならまだ大企業就職の道もあるので「とりあえず行っておき、将来の選択肢に幅をもたせる」のなら全然アリです。

将来へのリスクヘッジという意味では、三流大学より一流大学であることは言うまでもありません。

 

そんな三流大学に大金をつんで「とりあえず行く」程度の覚悟であれば、自分で工面するように言うでしょう。

そうすることによって、当時のわたしにその程度の覚悟で自分の自腹で何百万も払って行く価値があるか、徹底的に考えさせます。

 

まして家庭の経済事情がきびしいならなおさら熟考する必要があります。

高校生の時、進学先に専門学校を選んだクラスメイトがいました。卒業生の9割が大学進学するなか、本当に価値のある決断だったのではないでしょうか。

 

 

やりたいことが決まってないなら、いつでもやりたいことが出来るよう準備しておく

かといってやりたいことを探すなんて、大人の自分たちでさえ難しいです。

 

ここまで

「やりたいこともない。ましてお金もないなら大学行くな」

という主張をしてきました。

 

けれども大学・専門学校か就職かで迷っている人の多くが

やりたいことは無いが就職するタイミングでもないと感じているのではないでしょうか。

 

 

 それでも進路を決めるタイムリミットは近づきます。

 

もし、やりたいことが決まってないならこんな考え方もあります

 

 

オンラインゲームだと「やることが無い」状態のときにひたすらゲーム内のお金を貯める(金策)をしておいて

やりたいことが出たときにいつでも使えるようにしておくのが良いんですよね。

 

例えが狭くて恐縮ですがそれと同じで、思い立ったときにすぐ行動できるようにしておくのが最善です。

やりたいことが決まらないなら、やりたいことが見つかったときのために力を蓄えることを目的にするのです。

 

 その目的であれば、大学だけでなくどんな道を選ぶにしても価値のある行動になるのではないかと思います。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

私自身目的もなく、お金もない状態で無理やり大学へ行っていたので4年間はほぼバイトの記憶しかなく、夜の11時までアルバイトで次の日の1時限目にしょっちゅう遅刻するような学生でした。

大学4年の夏頃、ある企業への内定が決まりそこへ就職しましたが、実際のところは3ヶ月で辞め、その企業自体もその1年後倒産しています。

 (詳しくは下の関連記事に書きました)

www.yonepon.net

 

 

この経験は平成10年ごろの話になりますので、今の事情とは多少ずれてるかもしれません

 

ただ一つはっきり言えるのは、安易になんとなく行ってもいいのは一流大学へ行ける学力とお金のある人だけです。

 

昔とちがい、学歴格差、収入格差がより浮き彫りになってきています。

だからこそ現実を直視して、少しでも良い選択肢の助けになればと思って書きました。

 

さいごに、このTweetを貼らせていただきます。