ポンコツ夫のポンコツな嫁

人間としてポンコツな嫁(とその夫)がなんとか生きていくさまを綴ったブログ

その歯周病、放っておいて大丈夫?口臭だけじゃない歯周病の恐ろしさとは

 

歯周病、放っとくと心筋梗塞とか脳卒中とかガンとかになるよ

 

大事なことなのでいきなり大きな文字で書きました

 

そんな事あるわけないじゃん…と思ったアナタはすでに下記のことに思い当たりはないでしょうか?

 

口が臭い

歯ぐきが腫れる

歯がぐらつく、最悪抜ける(抜けた)

 

確かに口臭はだれでも気になるし

ましてやアラフォー夫婦は気にしまくりの世代

 

 

歯が抜けてしまうと好きなものを好きなように食べられなくなるし、栄養状態も悪くなる

具体的には根菜がムリとかうどんしか食べられなくなるとか。

いわゆるQOL「クオリティ・オブ・ライフ」がだだ下がり

 

 

それ本気で勘弁してほしい

 

こういうのすらムリかもしれん↓

チーズ噛み切れなさそう

 

www.yonepon.net

 

「でも口臭が命に関わることはないし、歯が抜けるとしても歳とってからでしょ?」

 

確かにそうだし実際自分も最近まで大したこと考えてませんでした

アラフォーですら、30年後の自分なんて想像つかないわけです

 

まして今10代、20代、30代の人が自覚するかって話です

 

 

しかし

さっきも書いたとおり、歯周病は口の中のトラブルだけでなく心筋梗塞脳卒中などの命に関わる病気を引き起こす原因になることがわかっているのです

 

 

わかってんだから早く対策すればヨシ

医療費削減に貢献すっぞ!

てことで  順番に説明していきます

 

 

 

歯周病とは

 

歯周病とは一言でいえば

「歯と歯ぐきの間の溝(歯肉溝、しにくこう)が深くなった“歯周ポケット”に歯垢が溜まり、歯ぐきの腫れや出血、口臭などの症状が出ている状態」

 

 

まず歯肉溝に歯垢がたまり、それがやがて歯石になり歯周病の前段階である歯肉炎になる

 

健康なら歯肉溝は2ミリくらいの深さらしいんだけど、

歯肉炎が悪化し歯周ポケットと呼ばれる状態になるとこいつが4ミリ以上の深さになって歯周病と診断されちゃう。

この頃に歯ぐきの腫れや出血、口臭が見られるようになるんだって。

 

 

さらに歯がぐらぐらして、歯周病菌が繁殖し続けたまま放置するとやがて歯が抜けちゃうんだって。



 

歯周病心筋梗塞脳卒中・糖尿病・がん・認知症・流早産を引き起こす「万病のもと」。

 

歯周病で歯が抜ける?

想像したくもないし

さっきも書いたとおり若い人はとくに自分には関係ない、と思うかもね

 

しかし本当に知ってほしいのはここから。

 

歯が抜けるより恐ろしいこととは

 

歯周病でぐらついた歯で食べ物を噛むたび、恐ろしいことに歯周病菌の野郎は歯ぐきの毛細血管から体内に侵入し、全身を駆け巡りやがります

 

そして歯周病菌が心筋梗塞脳卒中、糖尿病、がん、認知症、流早産を引き起こすことまでわかっているという。

↑歯医者に貼ってあったポスター

 

(もっと目立つように張りたまえ)

 

 

医者じゃないのでよくわからんけどとにかく恐ろしい

詳しくは下記の出典元を参照してほしい

 

フィンランドで発表された研究では、脳内で動脈瘤破裂を起こした患者の幹部から歯周病菌や各種口内細菌が見つかった。1990年代のアメリカ・カナダの合同研究では、心疾患で亡くなった5千人の患者の心臓を解剖したところ、90%以上の人から口腔内細菌が見つかったという。心筋梗塞を起こした患者の冠動脈内に生じた血栓からも歯周病菌が出てきたという報告もある。

出典:健康の結論 堀江貴文著

 

膵臓がんの発症リスクが高まると言われています。歯周病菌の代表的な菌で、特に問題があるポルフィロモナス・ギンギバリス菌(以下、ギンギバリス菌)の保菌者は膵臓がんの発症リスクが1.6倍、同じく歯周病菌の一種であるアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌の保菌者は膵臓がん発症リスクが2.2倍高くなると発表されています(参照:Fan X et al. Gut 2018, 67: 120-127.)。

膵臓がんに限らず、歯周病菌はすべてのがんのリスクを上げるとされています。

出典:膵臓がんの発症リスクが2倍に!「歯周病」を甘く見てはいけない理由

 

 



歯周病は歯磨きだけでは防げない。最低でも半年に一回は歯科でクリーニングを

 

医学的にもこうした全身の病気と歯周病との関連ははっきりしているのに日本ではまだまだみんな知らないし、意識も低いのが現実のようです。

 

しかしアメリカでは歯周病予防に関して20年前からすでに「フロスorダイ」(フロスケアか、死を選ぶか)というスローガンのもとで子どものころからデンタルフロスでのマウスケアの習慣が根付いているほどなんだとか

 

まさに歯周病を予防することは命を守ることにつながる認識から生まれた習慣ですね。

 

 

ところがやっかいなのは、歯周病菌は熟練の専門医ですら完全に除菌することは不可能だという点。

 

もともと歯と歯ぐきの上部は遊びがあり、完全に密着していないので菌の侵入を防ぎきれない。

たしかにちょっとスキマがある。

 

そして一度できた歯周ポケットの奥深くミクロレベルでは菌が残るらしく、歯ブラシやデンタルフロスだけでは不完全。

 

とはいえ何もしないよりは圧倒的にマシで、リスクも小さくなることは明らかです。

 

一般的にはできれば3ヶ月に一回、少なくとも半年に一回は歯科医で歯周ポケット内の歯垢や歯石をかきだし除菌してもらうのが理想的なんだとか。

 

わたしも虫歯で行くくらいしか用事のなかった(つもり)の歯医者ですが、クリーニングの予約をしました。

 

2019.1.7追記

クリーニングして、次の予約も入れておきましたよ。

 

 

まとめ

 

口の中のトラブルと言ったらせいぜい虫歯や口内炎ていどに思っていましたし、歯が抜けるなんて実際ずいぶん歳をとったあとの話で

まだまだリアルな問題として受け止めてなかったというのが正直なところです。

 

ところが歯垢を溜めておくことで引き起こされる歯周病が、

歯が抜けるどころか命に関わるような病気の原因にまでなっていることを知ってぶっちゃけ衝撃だった。

医学的にも実証済みであれば普段から歯周病予防を心がけない理由はないと感じました。

 

 

歳をとっても美味しいもの、好きなものを自分の歯で食べたいし病気のリスクは少しでも減らしておきたい。

 

とりあえず、歯医者さんにクリーニングの予約入れましょう。そして普段からしっかり歯をみがく。歯間ブラシも活用する。

 

怖い病気を防ぐ一番かんたん、かつ誰でもできる予防法なんでやらない理由はないでしょう。