先日、岐阜県関市の「刃物まつり」に初めて行ってきたんです
この日いちばんの収穫が「包丁の研ぎ方」。
単に研ぎ方ではなく
そこに出店してるとある刃物メーカーのおっちゃんが教えてくれた
包丁を研ぐときの角度「15度」が一発で分かる方法
それは
スマホの水準器で測る
…
…
すごいカンタンな事だった
1Tweetだけで収まりそうだ。
しかし
今まで15度という数字はわかっていたものの
実際には
「15度ってこんなもんやろ~へっへ~」」
と単純に考えて適当な角度で研いでいたが、これがあだとなっていたらしい。
アマゾンでえらい評価たくさんついてるし、過去にLDKという雑誌でイチオシだった我が家のマゴロクソード(関孫六ダマスカス三徳包丁)だが、最近は研いでもすぐ切れ味が鈍っていた。
包丁を研ぐときの角度は一般的には15度らしい
Google先生で「包丁 研ぎ方」で調べたらすぐに出てくる。
私は知らなかったが。
小指をあてがう方法や10円玉を重ねて入れる方法など、15度の目安が紹介されている。
というか多分調べたけど忘れて以後適当に研いでいた
「15度」ってどのくらい?
上のサイトでは「小指が少し入るくらい」って言ってるけど、
実際スマホの水準器で15度を測ってから小指を突っ込んだら第一関節までの3分の2くらいまで入ってしまった
わたしは体格に対して生まれつき手の指だけは華奢なのだ。
手の指「だけ」は(意味深)
特に手を酷使する職業の男性とかだと、小指も太くあてには出来ないと感じたので、刃物まつりのおっちゃんの教えてくれたとおり、スマホの水準器がよさそうだ。
上手な包丁の研ぎ方第一歩は包丁の角度を感覚で覚えること
実演ではこんなふうに教えてくれていた。おっちゃんが独自で編み出した方法だとか。
ちょっと赤被りしてるのはテントのせい。
スマホを包丁にあてがい角度を出した後、
輪ゴムと2膳の割り箸で包丁の刀身を挟んで角度をつけるのか。
割り箸で挟んでから角度をつけるのか。
実演の途中から聞いたのでわからない。
いずれにせよ、帰宅してから実際やってみるとスマホを包丁にあてがうこと自体がけっこう難しかった。
10円玉でも難しいかもしれない。
わたし的には、最初に角度の感覚をつかんでからは割り箸はなしで研いでもいいと思う。研ぎづらい。
さっそく包丁の刀身に直接スマホの背中をピッタリあてがって、角度を出してみよう。
どうだろうか…?
15度って、けっこう角度大きくない??
これ。
15度って思ったより深い角度だったのだ。。。
ちなみに「15度っていったらこのくらい!」というのが伝えたくて、世の中の15度を色々ググってみたんだがこれしかでてこなかった
これしか見つからなかった
世の中の15度ってこれだけってことはないだろうに。
包丁研ぎになれてないなら最初は毎回角度を確認してから研ぐことを推奨します
実際の切れ味とまとめ
15度は実際どんなもんか、いざとなったら分からないことを痛感。
まずは水準器で角度を確認して感覚でわかるようにしてから研いでから玉ねぎを切りました
それはもうスパスパと。
おもしろいように玉ねぎサラダ用のうすうすスライスが量産されていく。
味噌汁用のくし切りにしたかったのに、調子に乗って大量に切ってしまった
いつもなら大量の硫化アリルにやられて目がムスカ状態だったのに
細胞を壊さずに切れたせいか、心なしかそんなにひどくなかったように感じる。
とてもカンタンで単純なことだったのだけど、
これがわかっただけでも関の刃物まつりへ行った甲斐があったというものだ。
適当に研いでいるという人はぜひ試してみてほしい。
ちなみに。
もし来年、刃物祭りに行くというのであれば
駐車場は毎年混むと思うので参考にしてください↓